某相互様にてネタが書かれていたので、思わず文章にしてみた。
え、あ、いや、その・・・えーっと・・・
すいませんでした(スライディング土下座
流石に私の画力では絵で表現できるはずもなく、あえなく小説(というかSS)に。
といっても甘い・・・?ヤンデレ・・・?どこが?な出来だったり。
それでは以下から。BLで火黒。
火神くん、火神くん、火神くん。
いとしいいとしい、僕の光。
僕の名前を呼んでくれることが、嬉しくて。
僕が呼んだら振り返ってくれることが、嬉しくて。
喧嘩紛いのじゃれあいが、嬉しくて。
火神くんに焦がれて止まない、僕、は、
火神くん、火神くん、火神くん。
今日も、彼を呼んで心を満たす。
「火神くん」
僕に呼ばれて振り返る、彼。
「何だよ?」
不機嫌そうに、でもどことなく優しい表情と声で返事をする火神くんに、頬がわずかに緩むのを感じた。
もう恒例と言っていいほどになった、練習後のマジバ。
僕の言葉を待ちながらも、食べることをやめないその食い意地が彼らしいな、なんて。
そうして、思い出す。
「火神くんは、何処にも行きませんよね?」
「・・・あ?」
「君は、ずっと僕の“光”であってくれますよね?」
「僕から離れて、“彼ら”の方へ行かないですよね?」
少しだけ、口元が歪んだ。
不安と、彼らに対する嫉妬が、僕の心を塗りつぶそうとする。
ああ、この問いに彼が頷かなかったとしたら、僕は一体どうするのか。
どうかこれからも、彼を壊すことがないように。
火神くんは頭をがしがしと掻いて、考えるように呟いた。
「その“彼ら”ってーのは、キセキの奴らのことかよ」
「・・・はい、まあ」
「なら心配ねーぜ」
「俺が一緒にいたいと思うのは、お前だけだ」
あいつらは倒すべき敵、だろ?
そういって僕の頭をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。
まったく・・・本当に、彼には適わない。
「そう、ですね・・・」
「お前本当に可愛いな」
「火神くんもです」
「はあっ!?」
うるせー、と突然のキス。
ここどこだと思ってるんですか、と叱りながらもふわふわする心は抑えられない。
知らず、微笑む。
彼の傍は、けして幸せなばかりではないけれど。
今は、この気持ちををかみ締めて。
これからもずっと隣にいられればいい、なんて。